【<動画> 初代「茶色パンダ”丹丹”ママと その仔”秦秦”のエピソード】




この ブログで
つい先日、世界で唯一の茶色の雄パンダ
「七仔」ちゃんの
交配の
話題をご紹介しました。


その折にも書いたのですが
中国で一番最初に発見された
茶色のパンダは
1985年 重病のメスの野生茶色パンダ(のち、取名“丹丹”ダンダン)を 全力抢救,そして西安动物园(陕西省)で飼育。

今日は その時救護された”丹丹” ダンダン
(メス)について ご紹介します。
















何しろ
2000年頃の故事なので
ネットで取り上げられた当時のニュースや
画像を 探しだして見ました。
当時の動画はありません。
画像も古いので 見難いと思いますが
ご覧下さいまし。





1985年3月、陕西省佛坪県、大古坪村で成年メスのパンダが、行き倒れ状態で発見、保護されて触られているのに逃げる元気もなく苦しそうな声を出していたと言います。





救護された時は すでに12~3歳と見受けられたことから
1972年頃の出生だといわれています。







救治後そのメスパンダは
国際譜系号281号
”丹丹”
と名づけられて1985年5月~2000年
9月7日、病死(有鳞状细胞癌)するまでの15年間
西安动物園(希少動物博物館)
で 飼育されました。
































1986年、救護翌年 ”丹丹”に発情が見られたため人工授精が行われましたが、幼崽は
60時間で夭折(若死)しています。


そして、1989年、再び発情が見られたため
同じく野生保護パンダだった
”湾湾”と自然交配、
成功しました。


茶色パンダ「丹丹」と白黒パンダ「湾湾」


お相手の”湾湾”(譜系号191号
ワンワン(オス)は
 1976年陕西省秦岭山脈で保護された 普通の野生の白黒パンダです。17年才で病死しました。
(1976-1993)






















そして、1989年8月 ”丹丹”ママは出産のために作られた洞窟で
オスの白黒パンダ 一仔産仔しました。

赤ちゃんは
”秦秦”(秦岭山脈に因んで)チンチン と名づけられました。全く母親の毛色は感じられず 白黒パンダです。




「丹丹」ママと 息子「秦秦」
(写真が古いのではっきりしていませんが)





国際譜系号350 「秦秦」は
2006年 西安动物園で
突然の病で
この世を去りました。
(1989年8月~2006年11月)




珍奇な茶色野生パンダの子孫なので
医療スタッフ 飼育員の皆さんに
とても かわいがられていました。

その時のメディア新聞と
スタッフの皆さんの嘆きの写真があります。





























次の動画は 秦岭の野生パンダではなく
最近撮影された 四川の野生パンダです。
声を上げながら 水浴びしています。



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Comments







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No title
> 朧月夜さん
まぁ~、早速お越し戴いてありがとうございます。

おっしゃるとおりで 30歳以上生存した子達もいますし
現在も数頭います。

個体差があって 犬猫でも そうですが 若死にする仔もいます。飼育環境もさることながら ジャイアントパンダは まだまだ 未知な部分が多く、
なぜ早々と死んでしまうのか、全ては発表されないこともあるんですよ・・・・・。残念なことに・・。
2018-09-17-12:15 りりー
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No title
パンダも、30歳ぐらいまで生きたのいるんですが、

あっさり亡くなる個体も多く、飼育が難しいですね。
2018-09-17-11:58 朧月夜
[ 返信 * 編集 ]