大きな耳は体を冷やす役目砂漠のキツネ・フェネック>




 <フェネック>
  Fennec Fox

大きな耳介を持った小さいキツネの種類で、
フェネック・ギツネとも呼ばれています。

北アフリカのサハラからアラビア半島、エジプト、クェートなどの砂漠地帯に生息、夜行性です。
大きな耳は砂漠の過酷な暑さに耐えながら体温を一定に保つために放熱して体を冷やす役目をしているのだそうです。

何人かのアルジェリア人の友が、首都アルジェに住んでいますが、アルジェリアでは、このフエネックが印刷された紙幣もあります。
アルジェリアのアルジェは、皆さんご存知と思いますが、
今は世界遺産として有名なカスバもありますし、かって著名な作家・カミュの「異邦人」の小説の舞台となったところです。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 作 『星の王子さま』 Le Petit Prince(The Little Prince) は、砂漠に不時着した飛行士と不思議な一人の少年の物語ですが、登場するキツネは、この種類がモデルであると言われています。私は、10代の時この小説の英語版を勉強しましたが、子供から大人まで広く読まれている名作です。

アルジェリアの話となると際限なく続きそうになりますので、又の機会に・・・。

井の頭自然文化園, 1/22,2008, Lily
Last Modified :

Comments







非公開コメント